読書感想文

実は初版のときに20ページ読めずに「うーん」と放置してた「虹と私は離れて遠く」なんだけど、新装版になった折に取り置きしてもらって購入、再チャレンジしたのをやーっと読み終えた。

#大隊の小説は読むのに没入できるポイントがどっかにあって、そこからガーッと読めるのだけど、そのポイントが従前挫折した場所のちょっと後だった

 後半のネタバレは避けるとして、地霊殿のストーリーラインをなぞる展開の前日譚にあたる「いかにして魔理沙のA(アリス)B(パチュリー)C(にとり)装備がいかにしてできたか、というあたりのエピソードから、それぞれの考え方、アプローチの違いみたいなのが見えて色々考えるものがあった。
 魔理沙入れて4人の「弾幕エンジニア(?)」がいるんだけど、みんな違ってみんなよい。
 あとは細かい描写とシステムとの整合性についても考えてるなーと。ここには解釈について個人的には異論反論疑問もないではないけど、1つの解釈、ストーリーの組み立てとして許容できるし、よくできてるなーと感心。弾幕系の描写は人それぞれだと思う(他の人の小説を読んでない)けど、うまいこと文章でひょうげんするもんだと毎度思う。これは2D弾幕を3D表現してる動画職人なんかにも共通して思うことだけど。

あと細かったりネタバレ展開大いに含む部分は本人に直接投げたので割愛。

折に触れて読み直すとかもしたい。深く読むのは1度のじっくり読みよりちら見の読み直しが一番だと思ってる。