UITableViewCellのロングタップ
公開日:
:
最終更新日:2016/07/20
Tips UIGestureRecoginizer, UITableView, UITableViewCell
UITableViewCellをロングタップしたときに、タップされたセルを認識しつつメニューを出したい時の手順。
(1)セルごとにGestureRecoginizerを設定するのではなく、UITableView自体にジェスチャを設定する。
(2)UIGestureRecoginizerでLongPressを受け取った時に、UITableView座標系でロングタップ点をCGPointで作成する。受け取ったジェスチャ(gesture)に対してlocationInViewメソッドを呼べば、指定したViewの座標系のCGPointが得られる。
CGPoint point = [gesture locationInView:self.tableView];
(3)先ほどの手順で得られてCGPointを使ってtableViewのindexPathForeRowAtPointメソッドを呼び、NSIndexPathを得る。これがタップされたセルのIndexPath
NSIndexPath* indexPath = [self.tableView indexPathForRowAtPoint:];
これでIndexPathが得られる。IndexPathに対応する情報(セルの元情報を引きたい場合などは、大抵「別ArrayのIndexPath.row番目の要素」とか、fetchedResultControllerのobjectAtIndexPathに対応とか、そういう感じになるだろう)を引っ張って処理をする。
Popoverを表示する場合は矢印が示すViewとそのrectが必要になるので、cellForRowAtIndexPathメソッドでUITableViewCellを引っ張ってきて、以下の例(UITableViewCell* cell, UIActionSheet* actionSheetの場合)のように指定するとよい。
[actionSheet showFromRect:cell.bounds inView:cell.contentView animated:YES];
また、UIGestureRecoginizerは「ロングタップと認識した瞬間」と「ロングタップ終了」の2回呼び出されるので、GestureのStateを確認して
「UIGestureRecognizerStateBegan(認識した瞬間)の場合」だけ処理をするようにすれば、ロングタップするとメニューが出る、というような挙動を実装できる。
代わりにUIGestureRecognizerStateEndedを用いれば、ロングタップ終了時(指を離した時)に動作するようになる。
if([gesture state] != UIGestureRecognizerStateBegan){ // --- ロングタップ認識時にのみ駆動 return; }
関連記事
-
-
NSAttributedStringをローカライズする方法
NSAttributedStringをLocalizeするうまい方法はないものかと探したら、これが手
-
-
UIActionSheetが消えるときにキーボード表示/非表示通知が来る
UITextViewやUITextField編集中にアクションシートを表示すると、アクションシート
-
-
iOS7でカメラ撮影時のステータスバーを消す
UIImagePickerControllerをカメラモードで表示するとステータスバーがカメラの一番
-
-
UIButtonのLocalizeに関するTips
Storyboardに設置したUIButtonのタイトルのLocalizeをしてたのですが、英語では
-
-
iOS8のシミュレーターでLocalizationのテストをする
iOS8.1のシミュレーターでは、従前できていたシミュレーター内での「設定」(Setting)からの
-
-
iOSシミュレータの帯域制限をテストする
iOSシミュレータで通信帯域制限をテストしたいと思ったんですが、Xcode8からXcode7.xとは
-
-
CALayerの管理
CALayerはNSKeyValueCodingを実装している(Core Animation Ext
-
-
preferredContentSizeをUINavigationContorllerのPop時に再設定する
popoverで表示しているViewControllerのサイズを、他のViewController
-
-
App Storeのページにアプリケーションから直接アクセスする方法
去年(2013年)の秋ごろ、iOS7の出始めの時期に書かれたblog記事などを参考にすると、iOS6
- PREV
- iOS7の青色
- NEXT
- UISplitViewControllerの仕切り線の色を設定