User Defined Runtime Attributeについての覚書
公開日:
:
最終更新日:2015/03/06
Tips InterfaceBuilder, UILabel, UserDefinedRuntimeAttribute
UILabelに上下左右のパディングをつける方法を探して、結局「自分で以下のようなメソッドを持った拡張クラスを作る」という結論になりました。edgeTop, edgeLeft, edgeBottom, edgeRightはこのクラスに追加したプロパティです。
- (void)drawTextInRect:(CGRect)rect { UIEdgeInsets insets = {self.edgeTop, self.edgeLeft, self.edgeBottom, self.edgeRight}; return [super drawTextInRect:UIEdgeInsetsInsetRect(rect, insets)]; }
次に、storyboardにこのクラスのラベルを設置した時にこれらのプロパティを設定したいとなるわけですが、IBではCustom Classの設定で設置したUILabelを別の(UILabelを継承した)クラスに差し替えることはできても、それだけではプロパティの設定ががIBの画面に出てこないわけなので、ちょっと困ってました。コード側で書くとかやりたくないですし・・・。
そこでなんかないかと調べたところ、Custom Classの下にある「User Defined Runtime Attribute」にプロパティの名前と値を入れておけば、きちんと反映されることがわかりました。
ハイライトしてる部分が設定したプロパティになります。
このプロパティを複数のコンポーネントにいちいち書くのも面倒なのですが、ハイライトした状態でコピー(Command+C)が可能なので、コピーしてペースト先のコンポーネントの(空の)User Defined Runtime Attributeをクリックしてからペースト(Command+V)すると、プロパティがペーストされるので、そこまで手間なくコンポーネントの設定ができました。
正直UILabelにedge設定があるのが理想で、こういうテクニックで乗り越えるのは好みではないのですが、UILabelの下に空のUIViewを置いて、edge分を考慮した透明背景のUILabelを置くみたいなテクニックよりはかなりマシだとは思います。
関連記事
-
-
UIAutomation関連覚書
割りと忘れがちなので、自分用備忘録を兼ねて、UIAutomationに関連するtips的なものをまと
-
-
AVAudioPlayerの初回再生遅延
ちょっとした効果音の再生にAVAudioPlayerを使っているのですが、どうも初回の効果音ロードの
-
-
UICollectionViewが画面回転した時にレイアウトが崩れた時の対応
UICollectionViewCellのサイズを、内容に合わせて動的に変えた時に起こる問題に関して
-
-
Xcode5.1のInterfaceBuilderにおける地味な変更点
iOS7.1に合わせてXcode5.1がリリースされました Xcode Release N
-
-
iPadのUIModalPresentationFormSheetでキーボードが閉じない
iPadでUIModalPresentationFormSheet(全画面ではなく、中央にフロートし
-
-
NSDictionary/NSMutableDictionaryの”valueForKey:”と”objectForKey:”の違い
表題にある通り、似ていて混同する(そして、取り違えても「たいてい」普通に動作する)NSDiction
-
-
UIActionSheetの文字がブレて多重表示される
UIActionsheetを使っていて、iOS7/iPadの組み合わせで起こる不具合らしき挙動が起こ
-
-
”No Scheme”になってしまった場合の対応
知人がXcodeで突然「No Scheme」表示になってRunするターゲットとデバイスが選択できない
-
-
RealmのList
とArray の相互変換によるマップ Realm+ObjectMapperを使って、RealmのオブジェクトをJSON変換してたのですが
-
-
UIButtonのタイトル変更時のチラつき抑制
久しぶりにXcode+Objective-Cでアプリを作っていたら、UIButtonのタイトルを動的